当院は中央線快速で新宿まで一駅という立地上、幅広い年齢層の方が仕事の悩みを抱えて来院されます。中でも、「仕事に行けなくなった」「仕事に行くのが辛い」というご相談が圧倒的に多く、休職を希望される方も多いです。
「仕事に行きたくない」は甘えと捉えられがちですが、これも精神症状の1つであり、パワハラ、モラハラ、セクハラ、職場人間関係の悩み、長時間労働、過度な負担、合わない/向かない仕事などをストレス因として、様々な精神症状が出現します。
「仕事のことを考えると気が滅入る、動悸がする、吐き気がする」「仕事の日の朝がだるい/起きれない」「集中できない」「疲れやすい/いつも怠い」「眠れない」「食欲がない」などの症状で来院されることが多いです。
そのような症状が出現した際にはなるべく早い段階での受診が望まれます。放っておくと精神症状はどんどん悪化し、治療や休職期間も延びてしまい ます。症状出現初期の段階で対処できれば、休職期間も短縮できますし、必要なお薬の量も減ります。
しかし、真面目な人ほど限界まで我慢をし、ギリギリの状態で受診されるケースが多いです。ストレスによる精神不調で、まず必要なのは休養であり、診察上、必要と判断する場合には、受診当日でも休職診断書の作成が可能です。
とにかく『辛い時に受診をためらう必要はない』です。まずはご相談頂ければと思います。